2019-01-01 ■ あけましておめでとうございます!2019年も健康でいたいですね。今年は漢方をもっと知っていきたいです。仁生堂さんに聞きました!漢方編。私も相談に行こうと思います!仁生堂は、漢方の相談薬局として1976年に開業しました。今では、身近になっている「漢方薬」ですが、当時はドラッグストアやインターネット販売もなかったので、漢方専門店でしか購入できませんでした。漢方薬=高い、長く飲まないと効かないというイメージが多いようですが、そんなこともありません。病には、大きく分けて「急性」と「慢性」の2つに分かれます。急性は、風邪やインフルエンザなどの流行病があり、慢性には、アレルギー症状や生活習慣病などの長く続く症状があります。急性の病であれば、飲んだその日から効果を実感できたり、1週間で不調の改善が見られたりするものも多くありますので、薬を必要以上に飲み続けることはありません。また慢性の場合には、生活習慣や生まれもつ体質などが大きく影響するために年単位で服用することもあります。漢方薬を選定する際には、西洋薬と違い風邪には〇〇の薬というようには決まっていません。その方の、体質・体格・年齢・心の状態など様々な要素から「証」を見極めてから薬や治療の方針を選定します。いわばオーダーメイドなのです。また、薬を服用して起きている症状だけを改善して治ったと勘違いされる方も多いのではないでしょうか。薬を服用した時だけ症状が落ち着きまた時間が経つと同じ症状が起きる場合には原因があるはずです。例えば、水道の蛇口をひねって床に水が出続けているとします。この水が症状です。こぼれる水だけを拭いていてもきりがありません。これはあくまでも、対処療法になります。水を止めるには、水道の蛇口を閉めない限り水は出続けます。残念ながら病気を治すのは医者や薬剤師、または薬でなく自分自身の免疫力です。漢方薬は、身体の不調を補って本来自身がもつ免疫力を正常に働くようにお手伝いをしてくれます。本来、薬は身体にとって異物ですから、できるだけ毎日の食生活で健康を維持できるような食養生や自然の恵みを原料にした漢方薬をおすすめしています。あまり仕切りを高く思わず、不調で悩んでいる方は一度相談に来てみませんか?