仁生堂薬局のはてなぶろぐ

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ゆく年くる年 仁生堂さんに聞きました!漢方編。

2016年もあと1日でおしまいです。

年内最後のブログは、仁生堂さんに聞きました!漢方編。
私も相談に行こうと思います!

仁生堂は、漢方の相談薬局として1976年に開業しました。
今では、身近になっている「漢方薬」ですが、当時はドラッグストアやインターネット販売もなかったので、漢方専門店でしか購入できませんでした。
漢方薬=高い、長く飲まないと効かないというイメージが多いようですが、そんなこともありません。病には、大きく分けて「急性」と「慢性」の2つに分かれます。
急性は、風邪やインフルエンザなどの流行病があり、慢性には、アレルギー症状や
生活習慣病などの長く続く症状があります。急性の病であれば、飲んだその日から効果を実感できたり、1週間で不調の改善が見られたりするものも多くありますので、薬を必要以上に飲み続けることはありません。
また慢性の場合には、生活習慣や生まれもつ体質などが大きく影響するために年単位で服用することもあります。
漢方薬を選定する際には、西洋薬と違い風邪には〇〇の薬というようには決まっていません。
その方の、体質・体格・年齢・心の状態など様々な要素から「証」を見極めてから薬や治療の方針を選定します。
いわばオーダーメイドなのです。
また、薬を服用して起きている症状だけを改善して治ったと勘違いされる方も多いのではないでしょうか。
薬を服用した時だけ症状が落ち着きまた時間が経つと同じ症状が起きる場合には原因があるはずです。
例えば、水道の蛇口をひねって床に水が出続けているとします。この水が症状です。こぼれる水だけを拭いていてもきりがありません。これはあくまでも、対処療法になります。水を止めるには、水道の蛇口を閉めない限り水は出続けます。残念ながら病気を治すのは医者や薬剤師、または薬でなく自分自身の免疫力です。
漢方薬は、身体の不調を補って本来自身がもつ免疫力を正常に働くようにお手伝いをしてくれます。本来、薬は身体にとって異物ですから、できるだけ毎日の食生活で健康を維持できるような食養生や自然の恵みを原料にした漢方薬をおすすめしています。あまり仕切りを高く思わず、不調で悩んでいる方は一度相談に来てみませんか?

 

 

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仁生堂の漢方は、開業以来40年一貫して「古方派」という
中国・漢の時代から伝わる医学書に則した伝統的な漢方医術を行っています。

表面的な症状を治療する西洋医学(対症療法)と違い、東洋医学は症状や疾患の真の原因と
なっているものを治す・取り除くといった治療法(根本療法)です。
東洋医学では、体の不調はいくつもの原因が少しずつ折り重なって
生まれるものとして捉え、心と体全体を大きな目で見て調和をはかります。

その為、私たちも患者様の心と体の声を聞く事が第一歩。
そして、病の原因に合った最良の漢方薬を患者様ひとり一人、オーダーメイドで処方致します。

さらに、食養生や生活習慣のアドバイスを加えて体質改善をしていきます。
そうする事で、その病だけでなく、これから出てきてしまうかもしれない「未病」までも
治す健康づくりに繋げていく事。これが、仁生堂の漢方です。