仁生堂薬局のはてなぶろぐ

日々の健康管理のはてなに答える

五行説について①

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。

 

今回は東洋医学の基本的な考え方の「五行説」についてです。

自然界にある 木・火・土・金・水の5個が、互い関連性をもって維持されて

いるのです。(はじめてこれを聞いたとき、月曜日と日曜日がない・・・と

不思議に思ったのですが、月と日(太陽)は地上にないからですね)

この5つの関係は以下の様になっています。

五行の関係図

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「木」が燃えると「火」がおこり、「火」が燃えたあとの灰は「土」になり、

「土」の中には「金」が生まれ、その「金」が冷えると「水」が生じます。

「水」のあるところには「木」が育ちます。

この関係を相生(青の矢印)といって、自然界で助け合っています。

一方、「木」が茂ると「土」が痛みます。「土」は「水」を堰き止めます。

「水」は「火」を消します。「火」は「金」を溶かします。「金」属で「木」

を切ります。

この関係を相克(赤の矢印)といって制御しあっています。

以上のように、ときには助け合い、ときには制御しあって自然界が成り立っています。

このようにさまざまなことを五つに分けて考えるのが「五行説」です。

からだの中の「五臓六腑」の五臓(肝・心・脾・肺・腎)もこれに当てはまります。

木には肝が、火には心が、土には脾が、金には肺が、水には腎が対応します。

いろいろな事柄があてはまるので、次回ご説明しましょう。

 

花粉症について

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。
今まさに花粉の時期ですね。
花粉症の方にとってはつらい時期です。
 
花粉症に効く漢方薬は、一般的には鼻水には「小青竜湯」、鼻づまりには
「葛根湯加辛夷川芎」などあり、からだにやさしくて眠くなりません。
これらが効かない方には、胃を温めるような漢方薬を試すのもいいかもしれません。
 
市販薬では、抗ヒスタミン薬で症状を抑え漢方薬で体の中の老廃物を除き、カルシウム剤や
整腸剤・ビタミン剤が加わった「タウロミン」があります。期間中に飲み続けることで体質改善の効果も期待できます。
いずれにしても、花粉が始まる前から飲み始めた方が効果的です。
 
では、どうして花粉症になってしまうのでしょうか。


原因は、喫煙や大気汚染・欧米化の食事・生活習慣・ストレスなど人によって
さまざまですが、それらによって免疫機能が誤作動して花粉に対してアレルギー症状を起こしてしまうからです。
体内の免疫細胞の70%は腸に存在しています。この腸内環境を整えることが
花粉症対策につながるのです。
腸内環境を調えるには発酵食品や食物繊維などがあります。
ヨーグルトや納豆・キムチ・味噌・ぬか漬け・・・
仁生堂でお勧めしている青汁の「プログリーン」は、大麦若葉をすり潰して
熱をかけずに粉末にしてあるので、大麦若葉酵素がそのまま生きています。
この酵素が腸内に入ると腸内環境を整えてくれるのです。
腸内環境を整えて免疫力を高めることが、花粉症の改善、そして健康な身体づくりにつながります。

 

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寒暖差疲労…ありませんか?

2月に入り暖かい陽気の日もあれば気温がグッと下がる日もあるので、着るものに困りますね。
体調を崩す原因にこの寒暖差が関係していることがあります。
 
「冷え」は寒い冬だけの悩みではありません!
春から夏にかけて気温が上がり寒さを感じづらくなります。少し動いただけで汗をかく日もあるので、体感温度は高くなるはずです。
しかし、日中と夕方以降の気温差は冬よりも大きくなるので、体温調整や自律神経のバランスが乱れて体のトラブルが起きやすくなります。
毎日何かしら不調を感じる方は、体の中の「冷え」が原因かもしれません。
 
【要注意】
・平熱が低い方 ・冷たい飲み物や食べ物を好む方 ・浴槽にはつからずシャワーで済ませる方 
・食事が外食やインスタントが多い方 ・同じ姿勢で仕事をしている方…など、
自分では自覚していなくても体の中が冷える生活を続けている方が多いのではないでしょうか。
 
●内臓が冷えると血流が悪くなり不調が続きます
これから暖かくなっていく時期も、身体を冷やさない生活習慣を身につけましょう!
仁生堂では、「高麗人参」「無臭にんにく」「ビタミンE」などをオススメしています。
体質にあったものをご紹介しているので、お気軽にご相談ください。
 
今は、花粉の時期が早く終わればいいと願っています!!

 

春の養生法について

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。
今年は2月3日が立春で、暦の上では「春」になりました。
「春」は五臓の中で「肝」ががんばらなくてはならないときです。
 
春の3ヵ月間を「発陳」といい、冬の間かくれていたすべてのものが芽を出し
活動的になり始める時期です。人間も同じ動物なのでこれらの影響を少なからず受けるのです。
木の芽時期というように、からだの中で眠っていた持病やアレルギーが吹き出してきます。


あたたかくなるにつれて、人のからだに備わっている「陽気」が増えます。
この「陽気」は、うまく発散されないと神経痛・皮膚病・のぼせ・無気力
・不眠(五月病も春の病)などの症状が多くなります。
心身ともにのびのびと過ごし適度な運動で陽気を発散してあげないと、夏に
なってからだが冷えてしまいます。
次の養生法を参考にしてみてください。
 
[春の養生法]
①   軽く汗ばむような運動をして陽気を発散させる
②   暴飲暴食をさける(解毒の働きをする「肝」を弱らせます)
③   早寝早起きを心がけ散歩などして心身共にのびのびとした気持ちで活動する。
④   怒りや緊張は「肝」を傷めるので、深呼吸などして心を落ち着かせる
⑤   酸味のものを食べると「肝」を助ける
⑥   旬の食材をとりいれる
⑦   造血作用のある食材を積極的に摂る
⑧   最低でも午前0時までには寝る(「肝」が回復するのはPM11~AM3時)
 
気になる症状がある方はご相談ください。

 

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花粉症もウイルス対策も「粘膜強化」がキーワード

来週から2月に入ります。
前回ブログにも書きましたが、今年は2月3日が立春です。少しずつ春に近づいていますね。
 
この時期は、新型コロナウイルスの対策に加えて花粉症対策も必要になります。
もうすでにアレルギー症状が出ている方もいらっしゃるかもしれません。
早い方は年明けから対策を行っています。それ位、花粉症の症状がひどい方は早くから準備が必要です。
 
なんの準備?
 
●1つ目は食生活
できれば一時的なものではなく、毎日の食生活に注意しましょう。
ポイントは、甘いもの、アルコール、冷たいものを控えましょう。
控えるものが多いですね…。アレルギーをお持ちの方は、体に色々なものを貯めこむことが多いので、引き算が必要です。
しかし、好きなものをずっと食べてはダメといわれるとストレスにもなります。
アドバイスとしては、2日間など連続で食べ過ぎたり飲みすぎたりしないことです。少し意識するだけで違うと思います。
 
●2つ目は粘膜強化
食生活の一つになりますが、ニンジンやカボチャなどのカロテン、納豆やオクラなどのネバネバした食材がおすすめです。毎日は食べ続けられないという方や、食材が苦手という方には…「ポリグロン」をオススメします。
↓ ↓ ↓
特徴は、ビタミンAとビタミンDを主成分とした保健薬です。
とくにビタミンAは粘膜を乾燥から守り、強化する働きがあります。
 
目、鼻、口…すべて粘膜です。新型コロナウイルスも粘膜に付着することで感染するといわれています。粘膜の調子が万全でない方は要注意ですよ。
 
用法は、1日1回食後に服用。7歳のお子様から服用できます。

 

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2021年の運気について

みなさん遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
漢方部の安在です。
 
今年は124年ぶりに2月3日が立春です。

立春から1年が始まるのですが、微調整のため1日早くなります。節分は2月2日となります。
 
今年の運気は「土運不及」の年です。
ちなみに、昨年は「金運太過」で「肺」のトラブルが起きやすい年だったのですが、残念ながらコロナが蔓延してしまいました。
 
東洋医学では、5つに物事を分けて考える五行説があります。内臓も五臓六腑に分けると、臓は肝・心・脾・肺・腎、腑は胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦になります。
今年は、五行説では「土」ヒトの五臓では「腎」になります。東洋医学では、「腎」は腎臓だけだはなく、子宮や膀胱、そして生命維持するための大事な機能を含んでいます。この「腎」の働きが及ばないのです。
 
具体的には、腎臓・膀胱・足腰・骨や関節・子宮などの病が起こりやすいです。
恐れやすくなって、「気」が突き上げて動悸や目眩や肩こり頭痛もおきやすくなります。
特に土用(一年に4回あります)には、「土」が抑えられて弱くなる時期の上に
「土運不及」の年なので、十分体調に気をつけましょう。
 
食べ物では、甘いものの摂りすぎや食べ過ぎなどで、さらに「腎」を弱らせるので注意しましょう。
黒いものは「腎」を補ってくれるので、黒豆や昆布・ひじき・海苔・黒ゴマなどを意識して食べると良いでしょう。
 
自然界では、水に関する災害が起きやすくなりそうです。
 
どうか、2021年はコロナが落ち着き平穏な年になりますように・・・
 

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漢方薬と民間薬の違いについて

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。
 
漢方薬と民間薬は違うってご存知ですか?
ドクダミゲンノショウコ・センブリ・はとむぎなどは、効果効能が現代医学でも認められているものも多いのですが、伝承的(おばあちゃんの知恵袋的なもの)な薬草のことで、単独で用いられ製法や対応疾患などは細かく決められてはいません。
 
一方漢方薬は、中国の医学書である「傷寒論」や「金匱要略」などの学術的な書物にまとめられています。そのほとんどは何種類もの生薬が組み合わさって、用いるべき病態や注意点・用法・用量・作り方などが記載されています。
これらの処方は、長い年月をかけて確立されたものなのです。
 
仁生堂では、先にあげた「傷寒論」と「金匱要略」にのっている処方で漢方薬をさしあげています(古方漢方)。
二千年も前にできた処方が現代にも通じるなんて本当に凄いですよね!!

 
気になる症状や長年の治療で満足いかない方は、漢方薬を試してみてはどうでしょうか。ご相談お待ちしております。
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病は気から⁉

自粛期間が続き、我慢ばかりしているとストレスがたまります。
発散するものがないと、感情のコントロールも難しいものですね。
 
仁生堂では、ご相談いただいたお客様に「感情」についてアドバイスをさせていただくことがあります。症状は氷山の一角で、原因を探っていくと思いや感情が関係していることがあるからです。
 
病は気からと言いつつも「気」は目に見えないため、分かりづらいものです。
しかし、元気、やる気、勇気、人気、気を配る、空気を読むなど「気」を使う言葉は身近にたくさんあります。「気」は目に見えなくても、気の働きはたしかにあります。
また、元気がないと発言や行動も前向きになれないので、気は大事なものです。
 
元気になるとはどんな状態でしょうか。
 
テンションがハイな状態?スキップで歩く?
毎日そんな状態であればちょっと危ないですね…笑

個人的な考えとしては、気を元に戻す = ニュートラルな状態が元気です。
特別なことではなく、美味しい食事がとれる。夜時間になれば眠れる。起床して不自由なく1日をスタートできる。そんな当たり前の状態が元気です。
疲れたり悩んだりする時もありますが、その状態をなるべく持ち越さずにリセットすることです。(リセットするための方法は知る必要があります)

●気の不調は大きくわけて2種類
「気が足りていない」か「気が滞っている」かです。


♦足りていなければ補う!
漢方薬サプリメントで補うこともできますが、基本は「食事」です。
生姜やネギ、ニンニクなど身体を冷やすものより温める食材。味噌やぬか漬けなど発酵食品を続けて食生活に取入れることがオススメです。

♦滞っていれば巡らせる!
同じく漢方薬サプリメントで補えますが「運動」や「話す」や「歌う」ことなどもおすすめです。
できるだけ激しい運動よりも有酸素運動で時間をかけて汗を流すこと。苦しい運動は返って逆効果になります。最近では、サウナを習慣に入る方も増えており、リラックスして気持ちがととのうそうで…最高ですね!
人に話すだけでも気が楽になったり、カラオケで歌ったりして気を外に発散することもできます。

●バランス医学
東洋医学には、物事を「陰陽」など2つに分ける考え、「気血水」など3つに分ける考え、五行色式体表のように5つに分ける考え、様々な視点があります。
 
全部を詳しく説明できませんが、五行色式体表の中に「五志」といって人間の感情を五つに分けて体調を見る欄があります。
「怒⇒肝」「喜⇒心」「思⇒脾」「憂⇒肺」「恐⇒腎」

気は感情と深く関係しています ⇓
・怒ったときは「頭に血がのぼる」と言いますが、気も一緒に昇りのぼせやすくなります。赤ら顔の方はのぼせている可能性があります。

・喜びすぎると気が緩みます。リラックスして気を緩めることも大事ですが、同じ位引締めることも大事ですね。

・思い込みすぎて悩むと、みぞうちのあたりが痛くなったりひどいと吐き気を伴います。頭の中を同じ考えがグルグル回っていると気は凝り固まります。

・憂うとは、思い込みすぎて心配が募る状態です。深刻なイメージ。極限の状態だと気力がなくなり鬱のような状態になります。

・恐れる感情は、血の気が引き気が委縮します。突然恐い思いをすると、頭の中がパニックになり気が動転します。

一定の感情が強く表れると、それぞれ関係する臓器になんらかの影響が出ます。
「怒⇒肝」「喜⇒心」「思⇒脾」「憂⇒肺」「恐⇒腎」
 
最近耳にするのは、お酒を飲まないのに肝機能数値がひっかかる方です。
怒りや強くストレスを感じている方は肝に負担がかかるので要注意です。
沈黙の臓器とも呼ばれ我慢強い肝臓は、症状が出た時は症状が進行していることがあります。

普段の何気ない感情が健康と深いかかわりがあるということが分かります!
例えば、好きな方を目の前にした時を想像してください。
話も出来ず、手もつないでいないのに近くにいるだけで心臓がドキドキ。
(最近そんな人はいないですかね…)
これは感情と身体が連動している証拠です。
「心身一如」といって、心と身体が一体であるということです。

感情のコントロールを上手にすることで、健康維持にもつながるので意識してみましょう。


とくにこの時期は、お一人で考え込まず仁生堂に発散しに来てください!

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今できる対策を!

連日各地で、コロナウイルスの最多感染者が続いています。
 
ほとんどの方が、手洗いや消毒の徹底、マスクの着用、換気、密を避けるという感染対策は十分に行っていると思います。
一方で、ある程度人の動きがないと経済の活性にもつながりません。
しかし、Go Toキャンペーンなどにより他県への移動も増え、一部の地域で感染者数が増えていることも事実です。
 
あと何を対策すればいいの?
 
大勢の方が思う疑問ではないでしょうか。
今までと大きく何か変わるものはありませんが、夏場との違いがいくつかあります。
 
♦乾燥対策
寒くなるとなかなか換気をしなくなり、加えて暖房により室内が乾燥します。空気が乾燥することで、鼻や喉などの粘膜も乾燥してウイルスが付着しやすくなるので、コロナウイルスだけでなく風邪やインフルエンザにも要注意です。
 
♦免疫力を下げない
以外と忘れがちなことは体調管理。外出の機会が減りストレスも溜まります。家にいる時間が多くなると、過食、飲酒の量が増えるなど身体に負担をかけることで免疫力を下げてしまいます。
           
遅くまでゲームや動画を見て睡眠時間が少ない方も増えています。極端に睡眠時間が短いのは免疫力低下の原因になります。寝ている間は休息だけでなく、傷ついた細胞の修復などの時間でもあるので、しっかり休むことが大事です。
 
お一人でもやもやと考えている方は、気軽にお店にお立ち寄りください。
話すだけでも気が楽になりますよ!

 

仁生堂薬局

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風邪について

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。
 
このところグッと寒くなって、風邪気味の方も増えてきました。
 
風邪の漢方薬といえば「葛根湯」というのは皆さんご存知だと思います。
日本人の6~7割位は風邪のひきはじめに葛根湯が効くようです。
発熱・肩や節々の痛み・頭痛・寒気などが主な症状ですが、汗が出ないので、熱が体にこもって下げることができません。
葛根湯の働きはざっくり言うと、体表の汗腺を開いて汗をかかせて、汗が体表から蒸発するときに必要な気化熱で、体表を冷やして熱を下げてくれるのです。葛根という生薬が入っているので、肩のこわばりをゆるめてもくれます。
ただ、体表のしまりが強いと葛根湯ではなかなか効きません。
そういう時は、「麻黄湯」で表をこじあけて汗をかかせて熱をさげます。
葛根湯にも麻黄湯にも「麻黄」という生薬が入っています。この生薬は漢方でいう「血」を傷つけてしまうので、生理中や妊娠中に飲むと気分が悪くなる方がいるのでお気をつけくだください。
 
麻黄湯はインフルエンザにかかったときにも効果的ですが、強い漢方薬なので虚弱な方や年配の方には向かないことが多いのでご注意ください。
 
葛根湯がまったく効かない方・・・虚弱な方や冷え性の方、汗をかきにくい方などです。風邪気味になっても激しい症状ではなく、微熱・だるさ・冷え・下痢など。
このタイプの方は汗をかかせて治すことができないので、身体の中をあたためる漢方薬で良くしていきます。
 
いずれにせよ、風邪気味かな?と思ったら症状が軽いうちにすぐに手を打つことが早く治る秘訣です。

 

 

体温は体調のバロメーター!?

コロナウィルスの感染症対策により、毎日検温する方が増えたと思います。

今までは自分の平熱を知らなかった方も多いのでは。

 

体温は起床時が低く、夕方になると朝方より高くなります。

1日の中でも体温は変動します。

 

体温は体調のバロメーターともいわれ、低体温の方は免疫が下がり不調につながります。具体的には、風邪をひくことが多い、頭痛や肩こりなどの症状が慢性的にある方は低体温が関係しているかもしれません。

低体温の原因には、食生活の変化や運動不足による筋肉量の低下が大きく影響しています。

ちなみに理想体温は36.5℃~37℃で、36℃以下の方は要注意です。

とくに平熱が35℃代は、がん細胞が最も増殖する温度なので、すぐにでも体質改善にとりかかることが必要です。

体温が1℃違うだけで基礎代謝は10%以上落ちるそうです。毎日の生活で、10%違うと、仮に同じ生活をした場合に、体重の変化がない方と太るりやすい方が出てきます。

摂取している量が同じでも、代謝が低いというだけで消費する量が少なくなり、結果体に脂肪がつきやすくなります。

※コロナ太りで気になる方は…http://babajin.hatenablog.com/entry/2020/10/12/164843

 

●体温を上げるための3つのおすすめ生活習慣

 

①適度な運動を続ける

激しい運動をたまにするよりは、ウォーキングのような30分以上かけて歩くような習慣を身に着けることが大事です。日常の中でも、エスカレーターやエレベーター、または車やバイクを使うより歩ける距離は歩くことです。

 

②食事の内容

調理方法ではなく、素材そのものがもつ「体を冷やす・温める」働きがあります。

体を温める食べ物には、ニンニクやしょうがや味噌などがあげられます。

お酒ではビールより日本酒の方が体を冷やしません。マヨネーズやドレッシングより醬油の方が原料から見ると体を冷やさない働きがあります

細かく覚えるのが大変という方は、温かい国で作られるものは体を冷やすものが多く、寒い国で作られるものは体を温めるものが多いということです。

 

③シャワーより入浴・サウナ

面倒くさいなどの理由でシャワーで済ませる方も多いと思います。

夏場に比べて冬場は浴槽につかると思いますが、シャワーと違って芯まで温まります。

楽しみの一つとして、入浴剤も種類がたくさん出ているので選んでみてはどうでしょうか。

最近では、「サウナー」と呼ばれる方が増えており、サウナ目的で銭湯に行く方もいます。

好きな方は、地方各地のサウナを回り、旅行を兼ねて楽しんでいます。

これ1つを生活習慣に加えるだけで…

Go ToトラベルやGo Toイートが始まり、少しずつ楽しみが増えたように思えます。

秋はおいしい食材もあり、とくに今年は「食事だけが唯一のご褒美」という方もいるようです。

 

ところで、「サラシア」という植物をご存知でしょうか。

このサラシアを使った健康食品が、日本でも数社から発売されています。

サラシアに含まれる成分が、糖の吸収をおだやかにする働きがあると認められて、生活習慣病の改善にも役立ちそうです。

 

食事の楽しみが増える一方で、気になるのは体重の増加。

体重が増えてきた時、何に気をつけなければいけないのでしょうか。

 

体重は、字のとおり体の重さです。体の中には、内臓、骨、血液(水を含む)など体を構成するすべての総量になります。

その中でも体重の増加で気をつけなければいけないのは…余分についた脂肪です!!

 

脂肪には、内臓まわりにつく内臓脂肪と皮膚と筋肉の間に蓄えられる皮下脂肪があります。

脂肪と聞くとすべてが悪者のイメージですが、決してそんなことはありません。

脂肪は、人間が生きていく上で必要なエネルギーの貯えや、体温保護など様々な役目があります。

※9月18日ブログ参照

http://babajin.hatenablog.com/entry/2020/09/18/004054

 

問題なのは、「余分についた脂肪」が体に害を及ぼすことです。

体型などの容姿も大事ですが、脂肪が内臓の働きを邪魔すると悪影響を与えて病気の原因にもなります。

余分かどうかを確かめる基準の一つとして、体脂肪率があります。

体重が増えたからと言って驚かずに、体脂肪率の変化をチェックしましょう。

 

体脂肪に大きく影響するのは、食事です。その中でも炭水化物(糖質)です。

砂糖が使われている甘いお菓子だけでなく、ご飯、麺類、パン…毎日食卓で目にするものばかりです。

消化する過程でブドウ糖が生成されますが、エネルギーとして使用される以上に炭水化物(糖質)を摂取すると、中性脂肪となって体内に蓄えられます。だからと言って、三大栄養素である炭水化物を単に食事からぬくのではなく、余分に摂取したものをエネルギーに変えるなり排出することがひとつの方法と言えます。

※エネルギーに変える方法(代謝)については、また次回説明します!

 

余分な脂肪を体に蓄えないためには、吸収させないことがポイントです。当然、大食いや夜中のラーメンなどは控えていただきたいですが、毎日の食事の前に(食後ではなく!!)サラシアを含む健康食品飲むことで吸収する量を和らげます。

 

生活習慣や体質には個人差がありますので、もっと詳しい内容を知りたい方は店頭にお越しください。

今から始めれば、年内に体質改善ができるかも!?しれませんよ (^^)/

 

漢方薬と西洋薬の違いについて

みなさんこんにちは、仁生堂漢方部の安在です。

 

このところ急に寒くなりましたね。

風邪をひかないようにお気をつけください。

 

今回のテーマについてご説明します。

簡単に言うと、西洋薬は症状を治す対症療法

漢方薬は病の原因を治す根本療法

 

例えば、頭が痛い時に西洋薬では痛み止めをのみます。

 

漢方では、痛みの原因をみつけてお薬を考えます。そこで、病の原因を見つけるために、いろいろな情報をあつめます。

 

〇望診 外観・顔色・皮膚・舌

〇聞診 声や息・お腹などの音

〇問診 その方についていろいろと質問します。

 

病の事だけではなく、お食事や生活の様子・お仕事や家庭の様子など様々なことをお聞きするので、時には1時間位かかることもあります。

これがとても大事なので、意外な事が原因ってこともあるのですよ。

 

その方に合った漢方薬をのむことで体質改善していき、時には違う症状も良く

なったりします。

 

西洋薬と漢方薬。それぞれ長所・短所があるので上手く使いたいですね。

 

話題の中鎖脂肪酸…知っていますか⁉

今年はコロナ禍で自宅にいる時間が多くなり外出が少ないため、季節感なく月日が経ちます。楽しみと言えば、食べること…という方が多いのではないでしょうか。

さらに食欲の秋でもあります。

「コロナ太り」という言葉も耳にしますが、摂取量が増えて消費量(代謝や運動)が減れば

間違いなく体重は増えます。

 

そこで、食生活に「中鎖脂肪酸」を加えてみませんか?

 

生活習慣病の背景には、食べる量だけでなく、食べる内容にも大きく関係します。

身体を構成するために必要な五大栄養素、「糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」があります。

しかし、自宅での食事が増えると作る手間がかかるので、冷凍食品やデリバリーの食事を利用しがちに。カロリーが高く身体に必要なビタミンやミネラルが不足する場合があります。

中でも炭水化物を多く食べる方は、エネルギーとして使用されないと脂肪として蓄積されるので要注意です。

 

脂質と聞くと身体に良くないイメージをもつ方もいますが、大事なエネルギー源でもあります。細胞やホルモンの構成や、内臓の保護、乾燥を防ぐなどに必要で身体の中で重要な役割をもちます。

 

脂肪の主成分には脂肪酸といわれるものがあります。とくに、低い温度で溶ける不飽和脂肪酸が注目されがちですが、飽和脂肪酸にも必要なものがあります。

※参考リンクhttp://babajin.hatenablog.com/entry/2016/10/28/123210

 

飽和脂肪酸は、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸に分けられます。

短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べてエネルギーになりやすく、脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。

今回注目の中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルや母乳に多く含まれる天然の成分です。

市販ではMCTオイルやココナッツオイルという名前で商品がたくさん発売されています。コーヒーやお味噌汁などの液体と混ぜたり、ヨーグルトやサラダにかけるなど多用途です。

しかも無味無臭のため、味を一切邪魔しません。

 

食欲の秋でもあり、乾燥の秋でもあるので、食事に良質な油を加えてみませんか?

 

漢方部を紹介!

みなさんこんにちは。漢方部の安在です。

今月からブログを始めることになりました。

漢方薬のことや養生法、季節のことなど、健康のお役にたてば幸いです。

 

今回は、漢方部についてご紹介します。

仁生堂薬局は、40年以上前に漢方薬局として始まりました。

漢方にはいろんな流派がありますが、「古方」漢方を中心にさしあげています。

「古方」漢方とは、2千年以上も前の書物「傷寒論」「金匱要略」にでてくる処方を使います。

2千年前の漢方薬が現代人にも効くなんて、すごいですよね!

基本的には予約制で、営業時間は9時から18時まで、土日祝日はお休みです。

漢方薬をさしあげながら、養生法やお食事についてもアドバイスしています。

 

ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

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